My Rule / DIMENSION
19作目
結成15周年の2007年4月25日リリース
今回は赤を基調としたジャケデザイン
ちょっと無機質っぽく
どこかエレクトリックな感じも漂い
また一捻りした感じ
サポートにはドラムで石川雅春が参加
ディメンションサウンドには、もはや石川ドラムは欠かせない
ちなみにアルバム中のベースは増崎孝司(G)と小野塚晃(Key)がそれぞれ担当
当時行なわれたツアーライブではCASIOPEAの鳴瀬喜博がベースでサポート参加している
01「Never」
石川雅春がドラムを叩くオープニングナンバー
勝田一樹が吹いているのはテナー・サックス
テナーってちょっと珍しい選択かも
やや”ぶっと目”の音でタイトなリズム
ハードボイルド映画に使えそうな雰囲気
04「Travels In The Blue」
ちょっとアフリカンな音色のリズムがおもしろいミディアム
乾いたパーカッションのような音がしているのだが
クレジットではドラム石川雅春というだけ
何か別にパーカッションを使っているのかな
それともプログラミングの音か
思わせぶりな楽曲
霧の立ち込める波止場、煙草をくわえた紳士がゆっくりと歩く――
コートの内ポケットには弾が一発だけ込められた拳銃――
そして一枚の写真――
ってな雰囲気かぁ?
何かよう分からんけど
05「Arise」
軽快なテンポの楽曲
小野塚ピアノが前面でメロディーを紡いでいく一曲
勝田アルトサックスが伴奏という感じで音を重ねて行き
やがて役割が交替したかのような中盤
勝田のブロウがメロディーを奏で
小野塚のピアノがバックを彩る
すると今度は小野塚ピアノの聴き応えあるソロ、ソロ、ソロ
3分23秒からドーンと4分11秒までどうぞ
このフレーズがええねんええねん!
06「My Rule」
ディメンションらしいと言えば「らしい」一曲
7thあたりのディメンションサウンドを盛り込んだかのよう
小野塚ベースはまるで青木智仁ベースみたい
そこにメロディーを素直に吹いていく勝田アルトサックス
そのへんがまず7th的
しかしプログラミングの面では大島こうすけがそれを行なった感じ
つまり9thとか10thあたりのエッセンスも感じられる
要はこれまで折々のディメサウンドが融合・進化して現れてきている
ディメンションはこのへんが実にうまくて
自分たちのものとして吸収してまた後に生かす、ということをやってのける
聴く方は実におもしろいのだ
そうこうしているうちにまたお約束
後半に至って増崎ギターの長くてカッチョいいソロプレイが聴かれる
そして最後にまだまだ聴きたいというこちらの願望を断つように曲はストンと終わってしまう
その潔さ、すばらしい
本作イチ押しナンバーだ
09「Raining In Your Heart」
15thの「IF」のような壮大系バラード
勝田アルトの澄み渡った音色がメロディーを奏でていく
実に美しく、たおやかな音色だ
このアルバムは
音をできればそれに近い感じで聴かせようという制作側の意思があるのかどうか分からないが
録音の加減が結構フラットな感じ(シンプル)に仕上がっている
だからかどうか分からないけど
スピーカー越しにサウンド全体を何気なく聴いているより
ヘッドホンで一つ一つの音をしっかり聴いた方が断然おもしろいアルバムだ
各楽器の音やフレーズがよく分かって聴き応えが増す
持っている方は、ぜひいろんな聴き方を試してみてはいかがだろうか
- [2008/08/26 ]
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しげぞうコラム24 「身体に残るワイン」
なぜか今時期、コレが聴きたくなってしょうがない
尾崎亜美の 「身体に残るワイン」
紡がれるメロディーの妙技を、とくと
☆YouTube 身体に残るワイン
- [2008/08/24 ]
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しげぞうコラム23 「MOONLIGHT SERENADE」
なんだか発作的にメロディーが浮かんできた
ビッグバンドの豪勢な音色と
シカゴらしいアレンジが
夏のこの時期に思いのほか合う
シカゴが1995年にリリースしたカヴァーアルバム
『NIGHT & DAY BIG BAND』から
”MOONLIGHT SERENADE”
☆YouTube Chicago 「Moonlight Serenade」
- [2008/08/19 ]
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しげぞうコラム22 杉山清貴に注目
8月10日(日)の朝日新聞トップ記事は「谷 無念の銅」
なんかもう、「ええわっ!」
って感じだなぁ
”環境サミット”として洞爺湖に集まった為政者たちが
その表情を変えて
目下世界で最も成長路線を歩む北京という場所に集まる
その機会というのが”スポーツの祭典””オリンピック”
これでもかというほどの電飾が使用された開会式
年々大きくなる規模と商業性の拡大
これ以上書くと文章の全てがカッコだらけになるのでやめよう
”カッコだらけ”って言う意味、分かります?
さて、そんなため息交じりの一面記事はさておき
つづく2面記事に杉山清貴に関する記事があった
「ひと」欄
毎回際立った活躍や活動を行なっている注目すべき人が取り上げられるスペース
杉山清貴49歳
サングラスを額に挙げて笑顔を見せる杉山っちの写真が付いている
目じりに刻まれた皺(シワ)がとても良いカンジ
杉山っちよ、もう49歳かい!
記事の内容は以下のようなものだ
―拾ったゴミがチケット代わりの砂浜ライブを続ける―
何でも氏は
浜辺で拾ったゴミが入場券代わりになるライブを
鎌倉市の海岸で毎年開いていてもう13年目になる、という
自身も参加者たちと一緒にゴミを集めるとのことだ
そして歌う
えっ? そんなすばらしいことしてたの?
記事を読んだ率直な感想だ
かつて音楽で行き詰まったころ
ハワイや海に暮らす土地の人と出会い
海に対する考えや姿勢のあり方を悟ったということである
海は自身の心の行き場であり
どこまでも海と波乗りを愛するがゆえに
それそのものを大切にしたいという気持ちが生まれ
自らが出来る行動を始め、これまで続けてきたようなのである
それは、社会的な要素を意識的に打ち出すようなものではなく
あくまでも自然な動機から派生し継続してきた無理のない行いであり
海を愛し、音楽を奏でる喜びを自分なりのやり方で行なってきたことに他ならない
と言って差し支えないだろう
この記事を読んで僕が思ったことは
”環境を考える”や”自然を愛する”というのは
このように自分の足元をしっかり見つめて行なう(暮らす)ことが最も大事なのではないかということだ
”環境サミット”と続く”北京オリンピック”
あたかも既定路線のように人々の関心は順にそれらに引っ張られているが
真はこちら(杉山の行い)にこそあるのではないか
いや、それを社会的(政治的)な視線で見ることは杉山氏ににわかに失礼かもしれないが
あらゆる行いが社会的な側面を逸脱できないと考えるならば
少々そういった見方をすることも許してもらうことにして
目を見張るべきは杉山清貴の行いにあり、この記事の方にこそある
と言いたいわけである
1面の谷亮子を見て感動するか(ま、別に谷さんじゃない他の人でもいいけど)
2面の杉山清貴を見て感動するか
そんなの人それぞれ――なんだけど
どっちに感動するか・・・・・・
その違いは根本的にしてまた
かなり大きいような気がする
- [2008/08/10 ]
- しげぞうコラム |
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