The Melody at Night,with You / Keith Jarrett
慢性疲労症候群という難病からの復活第一弾
キース・ジャレットが1999年にリリースしたスタンダード集だ
録音は1998年12月、ケイヴライド・スタジオにて
本作はピアノソロによるスタンダード集
とにかくビックリするくらい美しい
キースと言えばインプロヴィゼーション(即興演奏)で
特に『ケルン・コンサート』などは有名だ (って僕まだ聴いたことないんデス)
まあそういうのとは味が全く違うものだと言えるが
とにかくひとつひとつの音が明確に伝わってくるようなピアノプレイ
ジャズ好きでない人でも気に入るかもしれない
一枚ぶっ通しで永遠リピート可能な作品だが
中でも気に入ったのは
02「I Got It Bad And That Ain't Good」
キースのピアノが流れるようですばらしい
聴き入ってしまう
04「Someone to Watch Over Me」
George Gershwin作によるよく知られたナンバー
最近では野村不動産の「Proud」のCMで使われている曲(プライベートビーチのキレイな映像のやつご存知?)
CMのそれもいいが、このキースのバージョンは極上である
ちなみにマッコイ・タイナーにもナイスなバージョンがある
08「Be My Love」
Sammy Cahn作によるスタンダードナンバー
山下達郎のアカペラアルバム『SEASON'S GREETINGS』にも入っていた
ゆったりとしたピアノプレイがすばらしい
この曲がとても好きでそれとなくいつも気にかけていて
見つけたらいろいろ聴いてみたりするのだが
キース・ジャレットによく合っていてかなりいいセンだと思う
ジワジワっと内に向かって行くような音がなんとも言えないし
晩秋の、最後の紅葉が散り落ちていく時のような
そういった気配にピッタリ合う感じのプレイでたまらなくステキだ
10「I'm Through with Love」
この上なく極上
時折やってくる「これぞジャズ」的フレーズ(間合い)がタマランタマラン
キース・ジャレットにはたくさんの作品がある
僕などは今まだほんのわずかな曲しか聴いたことがなくて
これから聴くのがこりゃ大変だなぁ、なんて思っているところだ
しかし、とにかくジャズで聴きやすいアルバムというのなら
この作品はもってこいだと思う
冬の寒い日に、陽射しの差し込む窓辺でゆったり聴くなど最高だろう
興味があればぜひ耳を傾けて欲しい
本アルバムはSwingJournal選定ゴールドディスク
同主催の1999年度ジャズ・ディスク大賞<金賞>受賞作品である
- [2007/11/11 ]
- フュージョン・ジャズ |
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